羅漢果(植物由来の天然甘味料)
ラカンカ
中国の桂林原産のウリ科の多年生つる草本。
中国の民間療法では、あらゆる病の予防と治療に効果を発揮する不老長寿の神果とまでいわれています。
中国では、羅漢果の果実を乾燥させ、煎じて飲むと、咳止めやノドの荒れ、痰の切れなどに効果があるとされ、さらに解熱、肝臓の不調や胃の悪いときなど広く利用されてきました。
【甘味度】 |
羅漢果は、砂糖換算として300~400倍の甘さがある。 |
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【甘味成分】 |
羅漢果の甘味成分は特有の強い甘みをもつ成分としてモグロシド(Mogroside、モグロサイドとも)と呼ばれるトリテルペン配糖体。 モグロシドはヒトがエネルギー源として利用できないため、モグロシドやラカンカ抽出物は、他の植物性の甘味配糖体と同様に自然派の甘味料として利用されている。 日本では、羅漢果に含まれるモグロシドのうちの指標となる「モグロシドV」の含有量によって、食品と食品添加物に分けられている。 食品:モグロシドV含量 20%未満 食品添加物:モグロシドV含量 20%以上 |
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【用途】 甘味料 |
食品(和洋菓子、飲料、シロップ、各種総菜など) 健康食品(粉末飲料、顆粒、プロテイン飲料など) |
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ステビア(植物由来の天然甘味料)
パラグアイをはじめとする南アメリカ原産のキク科ステビア属の多年草。
南米の先住民は数百年にわたりステビアを甘味料として利用してきた。
また、医療用として、心臓病、高血圧、胸焼け、尿酸値を低くするなどの目的で使用してきたと言われている。
現代では、ダイエット用食品や糖尿病患者用メニューなどに砂糖の代わりとして用いられている。
【甘味度】 |
ステビアは、砂糖換算として250~300倍の甘さがある。 |
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【甘味成分】 |
ステビアの甘味成分はレバウディオサイドとステビオシドと呼ばれる化合物が含まれる。天然甘味料として、飲料や健康食品など食品類に幅広く用いられている。 日本では食品添加物として認可されている。 高甘味度のため極少ない使用量で済む事から実質的にノンカロリー 低カロリー飲料・ノンシュガー飲料等 塩馴れ効果があり、塩辛さを和らげるため、漬物・佃煮・醤油・味噌・塩辛などで使用される。 酸味との相性が良く、お酢のすっぱさを取り、まろやかにすることができ、リンゴ酢や甘酢などで使用される。 |
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【用途】 甘味料 |
食品(和洋菓子、飲料、漬物類、各種総菜など) 健康食品(粉末飲料、顆粒、プロテイン飲料など) |
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